シングルマンションで気になること

ブログテーマ:マンション購入に関する疑問や各種問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介/構成:①マンション選びの重大ポイント②不動産業者と営業マン③一戸建てかマンションか④郊外か都心か⑤持ち家か借家か⑥購入資金⑦その他の疑問・悩みなど・・・について毎月5と10の日に投稿しています。
10/25シングルマンションで気になること

東京都心にシングル専用マンションがよく見られるようになっている。最近5~6年くらいの傾向である。単身者ニーズが多いせいだ。結婚年齢が遅くなっていること、結婚しない人が増えていることなどが背景にある。
 だが、気になることがある。それは物件の規模のことだ。敷地が200坪前後と狭小なので、戸数も50戸未満の物が多い。シングル向けマンションなので、1戸当りの面積は10~13坪程度と狭い。だから50戸では、ファミリ―タイプのマンションの20戸分ほどしかない。
 戸数が少ないマンションは、管理費は高いだろうな。もし、管理費が安かったら、手抜き管理になるはずだ。そのような心配をしてしまう。手抜き管理とは、管理人が常駐せず、十分な監視ができないことを意味する。これが、長い間にマンションの価値の低下を招く。
 私の知る21戸の高級ファミリーマンションは、専有面積によって幅があるが、平均して管理費が7万円もする。これと同規模のシングルマンションなら、1戸当りは20,000円くらいになる。つまり、50戸程度のシングルマンションなら、1戸あたり、このくらいの管理費を負担しないと、管理人を常駐(日勤)させることはできないのである。これに修繕積立金を加えると、毎月の負担は25,000円くらいが適正と判断されるはずだ。
 最近のシングル向けマンションの中には、こうした高い管理費を計上している物件もないことはないが、購入者の抵抗が大きいからであろうか、2万円以下の物件も多い。
 マンションは管理が大切であるが、その良し悪しは管理人が常駐しているかいないかだけで測るような単純なものではないが、管理人が目を光らせているかいないかは大きな要素である。
 小型マンションの管理費と修繕積立金の額は安かったら要注意である。是非、管理仕様書を見せてもらおう。
・・・・・・「三井健太のマンション相談室」