月別:2018年10月

第651回 オイルダンパー装置の検査データ改ざんで変わるマンション市場

このブログは居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から「マンションの資産価値論」を展開しております。 5日おき(5、10、15・・・)の更新です。     マンション市場に大きな影響を及ぼしそうな事件が起きました。ご存知のKYB事件です。   免震・制振構造のマンションに関係するマンション業者やマンションオーナーは、この度のオイルダンパー装置の不正事件によって、大きなショックを受けたことでしょう。3年前に発覚した「傾斜マンション事件」も記 […]

第650回 貴方のマンションがヴィンテージになる条件

このブログは居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から「マンションの資産価値論」を展開しております。 5日おき(5、10、15・・・)の更新です。   物が時の経過とともに陳腐化するのは、宿命のようなものです。しかし、一方では、「ヴィンテージ」と呼ばれ、古いことが価値として認められる物も世間には存在します。例えば、ワインやウィスキー、古美術品などです。 建物にも古城などがありますね。日本のマンションにも、数は少ないですが「ヴィンテージ」と呼ばれる物件がありま […]

第649回 これからは築30年中古が取引の中心になる

このブログは居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から「マンションの資産価値論」を展開しております。 5日おき(5、10、15・・・)の更新です。   中古マンション購入の検討者から評価レポートのご依頼がひっきりなしに届きます。10年未満の築浅物件もあれば、築30年を超えるものまで、その年数は幅が大きいのですが、多くは20年未満です。   調査をお引き受けして分かることは、「できるだけ新しいものを」と考えている人が多いことです。敢えて古いものを探し […]

第648回 人を狂わせ専門家を黙らせ、未来予測を狂わせるバブル

このブログは居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から「マンションの資産価値論」を展開しております。 5日おき(5、10、15・・・)の更新です。   この仕事を始めた当初、筆者が立てた予想が少し外れることがありました。冷静に辛めに予想したものとはいえ、「高過ぎます」とコメントして前向きになっていた人を失望させたかもしれない。そう思って反省した時がありました。予想以上に上昇スピードが速かったためです。 そんなことが続いて、一時は自信が揺らぐことすらありました […]

第647回 マンションの建て替えは不可能というお話

このブログは居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から「マンションの資産価値論」を展開しております。 5日おき(5、10、15・・・)の更新です。   ときどき築40年マンションを買いたいが、「あと何年住めるのか」に加えて、「建て替えのときの資金が心配」といったお尋ねが届きます。古いマンションは、補修をしながら長く住むという道と建て替えるという道があると考えられますが、今日は「マンションの建て替えはほぼ不可能」という話をしようと思います。   ●建 […]

第646回 一理ありそうなマンションの価値判断。〇か×か

このブログは居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から「マンションの資産価値論」を展開しております。 5日おき(5、10、15・・・)の更新です。   今日は、日ごろ勉強を続けられているみなさんに自己診断のための材料をさしあげようと考えてみました。お試し下さい。先にヒントを書きます。ヒントの20は、過日別のブログで掲載した「マンション選びの原則20(20戒)」です。   1)駅から遠い物件(10分以上)は避ける(5分以内が理想) 2)バス便のマンシ […]