カテゴリー:リフォーム・リノベーション

第784回 「中古は安い」の誤解と「リノベーション」

このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論「マンションの資産価値論」を展開しております。10日おきの投稿です。    ◆  ◆   言うまでもなく、中古マンションは建物の経年劣化と設備の陳腐化、外見の古さなどが、物理的価値と心理的価値の双方で新築マンションより低く見られるのが普通です。   築後20年も経過すると、地域によって差はあるものの、新築の半値くらいになるのが中古マンションの相場です。   そこまで安ければ、思 […]

第768回「割高なリノベ物件購入は疑問だ!!」

このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論「マンションの資産価値論」を展開しております。10日おきの投稿です。 ◆ ◆ 今日は、古いマンションの「リノベーション物件」について語ろうと思います。   ●リノベーション物件とは リノベーション物件とは、比較的大きい規模のリフォーム工事を行い、住宅性能や付加価値を高めた物件のことを指します。     *リノベーション協議会によれば、「適合リノベーション住宅は、きちんと検査をしたうえで必 […]

第742回 「新築が減ったため、リノベマンション検討者が増えている?」

このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論「マンションの資産価値論」を展開しております。10日おきの投稿です。 ◆ ◆ 今日はリノベーション物件の問題点についてお送りします。 先ず、新築マンションの市場データをご覧ください。 新築マンションの供給戸数がどんどん減っています。 一都3県の数値は以下のような経過となっています。 *2015年:40,449戸(前年比▲10%)・・・2014年44,913戸 *2016年:35,772戸(前年比▲12%) […]

第726回 「リノベーション物件には注意せよ!!」

このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論・「マンションの資産価値論」を展開しております。 ◆ ◆ リフォームとリノベーションの違いは何? 先進の機能を持つ設備に交換するとか、間仕切りを大幅に変えるような、大掛かりなリフォームのことをリノベーション(Renovation:改革・刷新)と定義しています。 これに対し、壁紙を張り替える、絨毯張りの床をフローリングにする、建具のドアハンドルを交換するといった程度は「リフォーム」の部類です。   間仕切りを […]

第715回 「リノベーション物件の購入で注意するべき点は?」

このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論・「マンションの資産価値論」を展開しております。 ◆ ◆ 新型コロナの世界的流行は、分譲マンションの購入も考え直さなければならない事態を招いています。 勤務先の経営に不安のない人でも、マンション購入を検討するに当たって、今は前向きに動くべきかどうかと思い悩んでいるに違いありません。 筆者も毎日様々な角度から考察を続けています。   さて、今日は新築に比べれば明らかに価格が安く、しかも内装費が不要な「リノベー […]

第632回 三井不動産レジ「リノベーション分野」に本格参入のわけ

このブログは5日おき(5、10、15・・・)の更新です。 このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論・「マンションの資産価値論」を展開しております。   現在、日本における中古マンションのストックは約630万戸に達し、新耐震基準を満たす良質なストックの増加とともに、2016年は首都圏において中古マンション成約件数が新築マンション供給戸数を初めて上回り(中略)   このような市場環境を背景に、増加する中古マンションストックの活用を […]

主寝室を外廊下から遠ざけよう

このブログはマンション業界OBが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています。 間取り図を見ていると、どれもこれも同じ田の字型ばかりで飽き飽きしてしまいます。それでもマンション選定の優先順位は立地条件であったり建物全体の価値であったりで、間取り優先と行かないのが現実ですね。 しかし、できることなら住みやすい間取りを選びたいと懸命な買い手の姿に触れるたび、どうしたら解決できるのか […]