2011/4/15地震被害対応マンションが人気になる!!

ブログテーマ:元、大京マンが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています。

阪神大震災のときもそうでしたが、東日本大震災の影響で、マンション市場に異変が現れているのは間違いないようです。それは液状化現象がもたらした変化です。
阪神のときは「免震構造」マンションの普及に弾みをつけるきっかけになりましたが、今回の場合は構造もさることながら、液状化現象がもたらすライフラインへの不安から、ニーズが大きく変化しています。
すなわち、非常用の電気・水道等の確保がクローズアップされているのです。

千葉県浦安市では、3.11から1か月を経過してもまだ下水道が使用できない地域があるなど、建物の損傷はなくてもライフラインが使えない被災マンションの存在がたびたび報道されています。このことが、俄かに非常用電源や水道などへ関心を高めている模様で、このニーズにいち早く応えようと、既にデベロッパー各社は、災害対応に配慮したマンション造りに動き始めています。

阪神大震災以降、大型マンションに限られるとはいうものの、常識化したのが、水や食料、医薬品、救助・救護用具、簡易トイレなどの備蓄や、それらを格納する「備蓄倉庫」を最初から設計に取り入れていることです。

また、河川が近くにあるマンションでは、飲み水を作る「非常用飲料水生成システム」や、停電に備えて夜間でも点灯できる蓄電式の「ソーラーライト(共用公園や駐車場などに限定)」を設置しているマンションも登場しています。

更には、外で煮炊きできるカマドを敷地内公園のベンチ下に設けたり、共用のバーベキュー設備をカマドに転用できるようにしたり、といった工夫も見られます。

今後は、中規模以下でも地震対応の諸設備付きマンションが増加する可能性は高いと予想できます。
今後、既存のアイディアに加わるのが、「蓄電池」でしょう。

深夜電力を溜めておく設備が既に製品として誕生しており、この夏の電力不足に備えて需要が高まると考え、三洋電機やシャープなどのメーカーは増産を始めたとあります。

一戸建て用に製造するというニュースですが、今後はマンション・工場など大型需要を睨んでの製品開発と生産が進んで行くものと考えられます。

溜めておける電力の容量は、高々数時間分といった程度で、まだ性能的には十分ではないようですが、それでもニーズはあるでしょう。

また、廊下や玄関ホールなどの共用灯がLED電球に変わるのも直ぐでしょう。これらは、マンション価格の上昇につながる変化かもしれませんが、採用例は増えていくのではないかと思います。
「蓄電マンション」や「地震対応マンション」というキャッチフレーズが踊る物件の増加は歓迎すべきことです。

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