ここまで対応してくれる「カスタムビルド」のマンションが登場!!

ブログテーマ:元、大京マンが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています

以前のブログで、「マンションの間取りは自分で直す“カスタムビルド”に限る」と書きました。
いわゆるセミオーダーのススメを言ったのですが、マンションの場合、自分の部屋だけ勝手に改造することは実際には難しいので、カスタムビルドといっても限界はあります。
特にトイレやキッチンなどの水回りを動かすのは、かなり難しいのです。S&I(スケルトン・インフィル)方式のマンションならば、これも可能になりますが、S&Iマンションそのものが少ないので、現実問題としては、売主が「マイナーチェンジ」の範囲で用意したバリエーションの中から選択するしかないのが実態です。

●オーダーメイドマンション復活のスターツ社

ところが、S&I方式でない普通の構造のマンションで、かなり大幅な間仕切り変更が可能とする物件が発売されました。東京都江戸川区のスターツデベロップ社が売主の「アルファグランデ西葛西」がそれです。同社グループは今から10年くらい前にも同様のコンセプトでマンションを販売していました。最近は分譲事業を休止していたようですが、今回復活とともに、オーダーメイドも再開したということでしょう?

蛇足ですが、このマンションは11階建て、僅か30戸の小型物件ながら、「免震構造」にしていることも注目に値します。詳細をご覧になりたい方は下記からどうぞ。
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●住友不動産・三菱地所レジデンスも!

住友不動産は、「水回りを含めた間取り選択が可能なセミオーダーマンションを導入すると発表しています(2012年1月31日)。
こちらは13種類からのチョイスですが、そのバリエーションの多さもさることながら、水回り固定でないところがニュースです。

水回りの位置変更は、上下階の遮音対策と縦に貫通する配管の影響をかわしながらのレイアウトに工夫を要するなど、障害が大きく、普及は進んでいません。
S&I方式のマンションでは可能な水回りの位置変更も、普通の構造のマンションでは実現が困難ですが、それを実現するというのですから、画期的な挑戦と言えます。具体的な技法はプレス発表の中では明らかにしなかったものの、年間2000戸くらいでセミオーダー方式を導入すると言いますから、期待したいものです。

尚、三菱地所レジデンスも、数は少ないですが、昨年「茅ヶ崎」で同種のセミオーダーシステムを発表しており、「水回り位置変更を含む間取りのカスタムビルド」が新しい潮流として業界全体に広まっていくのか、今後も注視していきたいと思います。

物件の詳細をご覧になりたい場合は、こちらからアクセスするのが便利です➔(http://mituikenta.web.fc2.com/index2.html

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