マンション購入失敗するのはこんな人

慎重に行動したはずなのに、何故か失敗してしまう人がいる。これは、住宅購入に限らないのだが、買い物が買い物だけに、失敗したと笑ってすますわけにもいかない。
 失敗するのは、どのようなタイプなのか。次に分類して紹介しておく。
               (リクルート社発行の住宅情報誌を一部参考にさせてもらった)
 1.「木を見て森を見ないタイプ」
  モデルルームのキッチンが憧れのアイランド型で、購入したのも同型。長年の夢がかなったと喜んだが、近所のコンビニの前で夜中に騒ぐ若者の声に悩まされることに。南向きにこだわって決めたが、隣の建物が接近しているせいで、北側の部屋が暗く、昼間でも電灯が必要なことに。こんはずではなかったと嘆く日々。
 2.「明日は明日の風が吹くさタイプ」  場当たり的に行動する、将来設計なしのタイプ。仕事が忙しく、帰宅はいつも11時か12時。そのため、勤務先に近いことを最優先条件に選んだ。しかし、子供ができて困ったことに。子供を安全に遊ばせる場所がないのである。
3.「船頭多くして船山に登るタイプ」  妻はキッチン、夫は通勤、長男は転校がいやだと、意見がまとまらず、結局買ったのは、子供の希望を優先した物件。夫の通勤に変わりはない。子供も転校せずにすんだのだが、部屋は狭い。一番不満が残ったのは妻。ことあるたびに愚痴をこぼすので、マイホームが家族の絆を深めたかは分からない。
4.「武士は食わねど高楊枝タイプ」  収入は多いが、家族数が多いことやら何やらで可処分所得は少ない。そのため、ローン返済の負担は重い。結局マイホームのためだけに働いているようなもので、台所はいつも火の車。しかし、武士の気位は忘れない。それでいいのか?
5.「ブランド追いかけタイプ」  一流企業の物件、しかもブランド立地にこだわって購入。結局、予算が足りず、間取りが狭くて不満なものを選ぶことに。せめて立地だけでも妥協していたら快適な住まいになったのにと、夫が妻を責める
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