マンションはやっぱり駅近だ!!

ブログテーマ:マンション購入に関する疑問や各種問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介/構成:①マンション選びの重大ポイント②不動産業者と営業マン③一戸建てかマンションか④郊外か都心か⑤持ち家か借家か⑥購入資金⑦その他の疑問・悩みなど・・・について毎月5と10の日に投稿しています。・・・・・・・・・今日の日本経済新聞に「駅から7分を超えると価格は安く」というタイトルの記事が載った。調査会社の東京カンテイが、首都圏のマンションを調査した結果を発表。
新築マンションでは、最寄り駅から徒歩6分までは差がつかないが、7分以上になると徐々に低下するという。中古マンションでは、新築以上に下がり方が大きくなる傾向があるとしている。
この傾向は、何も今に始まったことではないが、最近のご相談の中に、「駅から近い」という認識に筆者との感覚の差を感じていたので、取り上げることにした。
バブル期には、一般法人に土地が買い占められ、マンション用地が暴騰したことに加え、たまに買えても最寄り駅から徒歩15分などというものしかなかったことを思い出す。徒歩5分の新築マンションなど夢のようなものであったのである。もはや、「歩ければそれだけで価値あり」。そんな時代であった。
バブルが弾けてから20年、企業は土地を保有し続けることに価値を感じなくなっている。このため、大きな土地が放出され、300戸もある超高層マンションや1000戸を超えるような多棟型マンションが多数供給されている。当然、駅近が当たり前になっており、15分も歩くようなマンションは珍しい。
不便なマンションは減ったが、それでもときどき登場する。しかし、販売に苦戦している。価格は抑え目に設定されるのが普通ではあるが、それでも販売が進捗しない。東京圏は、駅に遠いマンションは嫌われるのである。
これが、中古マンションとなると、一層顕著になる。だから安くなる。ということは、将来売却するとき、迂闊に不便なマンションを買っていたら、とても不利だということになる。
ご相談の中に、「10分」を駅に近いと考える人が結構多い。筆者の感覚は「5分以内」が近いで、10分では遠いのである。今日の新聞で我が意を得たわけではないが、できるだけ駅に近い(あまり近過ぎると騒音が大きい場合もある)物件が望ましいことを強調しておきたい。・・・・・・・・・・
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