住宅ローン控除が減額になるとはいうものの

ブログテーマ:マンション購入に関する疑問や各種問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介/構成:①マンション選びの重大ポイント②不動産業者と営業マン③一戸建てかマンションか④郊外か都心か⑤持ち家か借家か⑥購入資金⑦その他の疑問・悩みなど・・・について毎月5と10の日に投稿しています。・・・・・・
住宅購入を検討している人なら誰でも知っている「住宅ローン控除制度」。この金額が、今年入居と来年入居では100万円も違う、再来年は更に100万円の減少ということで、早く買わないと損だとばかりに喧伝(けんでん)されているが、これが買い手の勘違いに繋がっているので、そのことについて述べておく。
2010年500万円、2011年400万円、2012年300万円、2013年200万円と漸減することが決まっている。これだけ見たら、早く買った方が得なのは間違いない。だが、これはあくまで最高額の話である。
ご存知のように、住宅ローン控除は年末のローン残高の1%を税額控除するというものだから、2010年末の残高が5000万円の人が50万円(10年間続くので、最高500万円)の満額を控除されるのであって、3000万円しか借りていない人は30万円が限度なのである。2011年度も40万円に減るといっても、全く影響がないわけである。
また、税額控除なので、そもそも多額に納税していない人は、還付(確定申告することが必要)される金額も少ないのである。年間に25万円しか所得税・住民税を納めていなければ、25万円が還付の限度額になるから、これまた影響はないのである。
つまり、慌てずにしっかり後悔なく選択していいのである。業者の宣伝文句や営業トークに乗って購入しても悪いことばかりとは言えないが、惑わされずに決めたいものである。
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