低額物件は品薄続く

ブログテーマ:マンション購入に関する疑問や各種問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介/構成:①マンション選びの重大ポイント②不動産業者と営業マン③一戸建てかマンションか④郊外か都心か⑤持ち家か借家か⑥購入資金⑦その他の疑問・悩みなど・・・について毎月5と10の日に投稿しています。・・・・・・・・
2009年の1年間に首都圏で発売された新築マンションは、3万6376戸で、これは前年比で▲16.8%。2007年比では、▲40.4%もの大幅な減少であった。全体が減っている以上に深刻なのが、低額物件の戸数。3500万円未満の発売戸数は7092戸と、低水準である。シェアも2全体の19.5%と、05年(約35%)あたりから急激な低下傾向にある。
2010年の供給戸数は、幾分増えているが、それでも都内物件が多く、郊外・準郊外の低額物件に本格的な増加傾向は見られない。
来年からの予測は、先行指標である新規着工件数を見ればいいのだが、それによると郊外でも着工増加の動きが窺える。
ということは、低額物件の発売も少しは増えることが期待される。しかし、絶対数はまだまだの感が強い。買いたくても予算に合う物件がなく断念するしかない、そのような人が来年も多いということになるだろう。
物色過程で、希望に合致する物件が中々見つからずに疲れ果ててしまうことになるかもしれない。来年は中古も念頭に置きながら探す方がよいかもしれない。
中古マンションは、常に流通市場で溢れている。新築よりはるかに数は多いのである。ただし、メガネに叶うものが見つかるかというと、これまたたやすくはない。しかし、新築と中古の双方に対象を広げることは選択をしやすくするであろう。
欲張らなければ価格は新築に比べてぐっと安くなるから、思い切ってリフォームに金をかけて自分好みの部屋を創る楽しみもある。・・・・・・・

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