マンションはやっぱり安全と、販売好調の地域も

ブログテーマ:元、大京マンが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています。

東日本大震災で被害に遭われた方のことになると、辛いことばかりですが、中でも家族を亡くされた方の悲しみはいかばかりか筆舌に尽くせないものがあります。

私も親戚にいまだ行方不明者がいるので、「同じ日本人だから」を超え、他人事ではない思いがあります。
ともあれ、被災地が気丈に前を向いて頑張って行く姿を見聞きするたび、涙がこぼれる毎日ですが、そんな中、自宅を失った人たちが新しい住まいを購入しているというニュースも伝わってきました。

被災地の中で最も大きな都市・仙台では現在20件余の新築マンションが分譲中ですが、その販売現場は、いま活況を呈しているという話です。

マンションは一戸建てより頑丈にできていると分かったから」という動機で、倒壊した住まいの建て替えを断念して新築マンションを見に来た家族、一戸建てを買おうと考えていたがマンションに鞍替えするという人などが増えているのだそうです。

仙台市の場合、若林区以外は津波の影響はなく、大きな被害と言えば、家屋の半壊・全壊被害のみです。仕事を失った人も、他の地域に比べると少ないので住宅ローンを払って行けるのでしょう。安普請の賃貸住宅に住んでいて怖い思いをした人たちが、マンションのモデルルームに足を運んでいるとも聞きます。

そう言えば、1995年、阪神大震災のときも、家をなくした人たちが金利の優遇策なども手伝って、随分マイホームを取得したものですが、特にマンションが安全と気付き、マンション需要が大きく盛り上がったものです。震災特需と言われ、マンションメーカーとゼネコン等が潤ったのは、3年ほど続いたと記憶しています。
面白いのは、地震から半年ほどは遠く離れた東京でマンションがぱったり売れなくなって業界を慌てさせたことです。

震災の各種報道で映像に使われるのは、当然ながら被災したマンションばかりで、特に半壊、全壊、傾いた建物です。その無残な姿ばかりを見せられた遠方の視聴者は、「マンションは危ない」と感じたのですね。

それが誤解であると分かるまでの半年ほど、マンション購入を考えていた人たちは、こぞって敬遠したのでした。
阪神間の人たちは、生の映像で丈夫なマンションを見ており、倒壊したマンションとの差を正しく認識したのでしょう。マンションは飛ぶように売れて行ったのです。

同じことが仙台市でも起こり始めているということでしょう。

あるデベロッパーの売れ行きは普段の2倍のペースなのだとか。

「マンションは、頑丈で長持ち」という認識を、今回も再確認させてもらっているところです。

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