マンションの「こんなメリット」が地震で浮き彫りに

ブログテーマ:元、大京マンが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています。

ある中古マンションが被災した。液状化で駐車場が陥没し、排水管が破断してトイレが使えなくなったのです。
そのマンションでは、地震後まもなく対策本部が発足し、危険箇所の応急処置や仮の排水管敷設などの手配を速やかに行なったそうです。
入居者の中に、建築関係の専門家や設備関係の会社に勤める人がいたため、コトが順調に進んだのだそうです。
「一戸建て住まいなら、すべて一人でやらなければならず、不安も大きかったと思います。管理会社の対応も早く、仮設トイレ10台を地震の翌日には用意してくれました。マンションで良かった」と入居者の一人はコメントしています。

このマンションは約400世帯が住んでいるとのこと。これまで決して円滑な管理組合活動が行なわれていたわけではなかったそうですが、地震という非常事態をきっかけに団結し、深いつきあいが始まったとも言います。

集まって住まうことがマンションの良さであることを教えてくれる話ですね。

400世帯という大型マンションだからでしょうか?それもあるかもしれませんが、仮に50戸のマンションであったとしても、問題を共有する者同士が集まれば、きっと良い知恵も生まれるでしょうし、助け合うことによって互いに心強く思うのではないでしょうか。

マンションの中には、教師、銀行マン、役人、建築士、弁護士、公認会計士、税理士、コンピューター技術者、同ソフト開発者、医師、不動産屋、証券マンなど、挙げるとキリがないが、実に様々な職業人が集まって住んでいます。日ごろは付き合いがないので、顔は見知っていても仕事までは知らないけれど、専門家集団なのですね。いざというとき、これほど頼りになる隣人はいないのかもしれません。高齢化が進んでも、昔とった杵柄とやらで、経験と知恵はマンションの見えない財産なのかもしれません。

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