「緑のカーテン」のエコ効果

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最近、マンションを「エコロジー」のテーマでくくると、「緑のカーテン」や「壁面緑化」、「屋上緑化」といった言葉も散見されるようになりました。
屋上緑化」はイメージしやすいですが、あとの二つは俄かにイメージできないという人も少なくないでしょうから、簡単に説明します。

壁面緑化」とは、マンションの敷地内に造られる自走式立体駐車場の壁を、ツル性植物で覆うものです。

緑のカーテン」は、各住戸のバルコニーに緑のカーテンをなさいませんか、という売主の提案で、そのための簡単な装置(フックなど)を設けているものを指します。
つまり、アサガオやヘチマのように、ツルが何かに巻き付いて伸びる種類の植物(ツル性植物)で作る、「自然のカーテン」のススメですね。

コンクリートでできたバルコニーは、直接日にあたって温度がジワジワと暑くなり、なかなか下がりません。そして、その熱が部屋の空気を高めています。夜中でもエアコンをかけ続けないと暑くてたまらない状態になったりします。

外気の熱を遮断するためには、ペアガラスや布のカーテンだけではなく、緑のカーテンで陽射しをさえぎるのが有効とされます。

植物は生き物です。光合成という働きがあります。光合成は、根から水を吸収し、葉の穴から水蒸気を出します。人間が暑い時に汗をかくのと同じようなものです。
これを葉の蒸散作用(じょうさんさよう)といいますが、その際に周りの熱を奪います。その結果、バルコニーは緑のカーテンによってヒンヤリするというわけです。

夏の暑い日に、葉の間をすり抜けてくる涼しい風は、天然のエアコンのような効果があるのです。また、野菜を収穫することもできますから、楽しいカーテンでもあります。

暑い中歩き回った後、ひと休みのために公園の木陰に入ってみると涼しく感じる。このような経験をした人も多いことと思いますが、あの効果と同じです。

緑のカーテン効果でエアコンを稼働させる時間が短くてすめば、それがエコになる、いいえ電気代の節約になるというわけです。

改めて緑のカーテンを推奨している物件を探してみました。主なものを挙げると、「ライオンズ北小岩レジデンス、パークシティ南浦和、エコヴィレッジ平和台」などがあります。ご興味のある方は、こちらから詳細を覗いてみることができます。
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