長期リフォームローンの登場で中古マンションが取得しやすく!!

ブログテーマ:元、大京マンが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています。

●従来は短期タイプしかなかったリフォームローン
金融機関の間では、住宅ローンの顧客獲得競争が一段と激しくなっているのだそうです。
一定の条件を満たせば、店頭金利を大幅におまけしますというキャンペーンは以前からありましたが、最近は随分エスカレートしてきて、イオン銀行は住宅ローンを利用してくれたらイオンでの買い物が常に5%引きになるクレジットカードを発行してくれます。
こうした動きの中に、中古マンション購入者に有り難いタイプの住宅ローンも登場していますので、紹介しておきましょう。
マンション本体の代金+リフォーム代を合算して長期低利で融資するというものです
従来、リフォーム代に関しては5%程度の高い無担保ローンを短期で融資するのが一般的でしたが、この新しい合算方式なら本体同様の金利(10年固定で2%台前半)で、かつ20年なり30年の長期でも組めるので、大型のリフォームがしやすくなりますね。

例えば、いわゆるリノベーション(※)に1,000万円かけて、本体3,000万円と合算の4,000万円の住宅ローンを組むといったことが可能になるわけです。
このローンはメガバンクのみずほ銀行が2011年から売り出している新商品です。

(※リノベーションとは、簡単に言えばリフォームの大掛かりなものを差します。リフォームとの違いは、「原状回復のための修繕」や「不具合箇所の営繕」がリフォーム、すなわち壁紙の張り替えや故障個所の修復程度であるのに対し、リノベーションは「機能・価値の向上を目指す改修」を意味し、最新の設備機器(トイレや浴室など)との交換や間仕切りの変更までを含むものを差します)

●フラット35にも、「リフォームパック」が登場
住宅金融支援機構の住宅ローンに「フラット35」という35年固定金利の商品があることはご存知のことと思いますが、このバリエーション商品として「リフォーム費用」もセットで利用できるタイプが登場しました。

●自分好みの我が家を手に入れることができそうな“リノベ住宅”
この2~3年、価格が安定している新築マンション市場ですが、中古マンションに比べれば当然高いわけで(例外的に高価な人気中古もありますが)、所得の伸び悩みが続く今日の状況では、無理な買い物もできませんから、中古を検討する人も多いことでしょう。
幸い、中古マンションの流通量に不足はなく、安い物件を上手に選べば理想的な我が家が手に入るかもしれません。

もちろん、その前提はリフォームなりリノベーションを実施するという点にあります。
ただ、そのための業者選びや、工事の打ち合わせの業者間調整をしたり、見積り金額を見ながら個々に交渉したりするのは骨の折れる作業です。ところが、最近は一業者がワンストップで請け負う、元請け的に任せられる業者が増えて来ています。
「新築そっくりさん」という商品名が普及したように、ある種のお任せパック的な商品は買い手の心をつかむのでしょう。おおよその希望を伝えれば、それに応じた提案を図面と金額セットで短時間に出してくれるそうです。

また、中には売却マンションを対象に最初から複数のリノベーションプランを用意しておき、購入者に選択してもらう方式も登場しています。ただ、こちらは個人売主では難しいので、リフォーム業者や不動産業者が所有しているケースになります。
いずれにしても、取得(購入)と改修がセットになっていて価格も予め明確になることが多いため、安心して「こだわりの我が家」を実現できるということになります。個人的には、好みを伝えて提案プランにマイナーチェンジを加える形がお勧めです。

新築マンションは、地域的な偏りがあって自分好みの場所で見つけるのが困難という事情もあります。そうであれば、思い切って古いマンションにターゲット切り替え、中を大改造して住むという選択肢も検討してよいのではないかと思います。

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