2016年3月の首都圏マンション(新築) 価格 上昇続く

不動産経済研究所が昨日発表した「3月の新築マンション発売動向調査」によれば、価格上昇傾向が続いています。・・・・

2015年1年間の動向は、前年比9.6%(専有面積3.3㎡単価で)も上昇しましたが、その流れは変わらず、前年同月比8.9%という高値となった模様です。・・・・・・

2月は、前年同月比で2.8%アップと幾分上昇率が鈍化したかに見えましたが、そうではなかったようです。・・・・・・・

発売戸数は2693戸で、前年同月比40%も減少しています。また、1物件あたり16.5戸と、相変わらずチビチビと売り出しています。・・・・・

発売戸数を少なくしても、その契約戸数は少なく、3月の契約率は67.6%と好不調の分岐点と言われる70%を割り込んでいます。昨年9月以降の7か月間で、70%割れは5回になりました。・・・・

2012年頃から好調に推移して来た新築マンション販売は、確実に悪化トレンドを示しているのです。・・・・・

それにしても、発売戸数の少なさ、つまり品薄状態は、買い手にとって選択の余地は狭く、決断の難しい環境にあると言えましょうか。・・・・

「価格は高く、品数は少なく」、これが現状の新築マンション市場となっています。・・・・・・・・・・・