「価格が高止まり」が本当なら買い手には朗報だが・・・

このブログはマンション業界OBが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています。

新聞、雑誌、インターネットで評論家と称する人や取材記者などの言葉に気になるものがあります。「高止まり」という文字が見られるようになっているからです。

SUUMOの2016年10月11日号にも、「首都圏マンション価格が高止まり」という見出しの記事があり、折れ線グラフによって、直近の4か月(5月・6月・7月・8月)が横ばいであることを示し、平均価格が前年同月比で3か月連続ダウンしていると解説しています。

グラフの根拠を調べてみました。すると、首都圏の1戸平均価格は4か月とも5600万円台で、確かに横ばいとなっていました。(5月:5692万円、6月:5672万円、7月:5656万円、8月:5662万円

坪単価の方も見ましたが、5月:@272万円、6月:@272万円、7月:@266万円、8月:@263万円と、こちらは僅かながら低下しているのです。

しかし、2016年上半期(1~6月)は、前年同期比で5256万円[→]5686万円、@246.8万円[→]@270万円と上昇し、1戸平均価格で8.0%、坪単価では9.6%も上昇しているので、「横這い」の根拠を鵜呑みにはできません。

7月の@266万円は前年同月比で5.0%ダウンであり、8月の@263万円も同4.0%ダウンになっています。こう書くと、横ばいどころか、下落基調と見るべきではないかと判断してもおかしくはないことになります。

しかし、昨年の7月・8月は破格の@600万円で売り出された「ブリリアタワーズ目黒」が603戸も発売されたことで平均が押し上げられたものなのです。

従って、まだどちらとも言えないのです。ブリリアタワーズに象徴されるように、昨年まで市場を引っ張った「億ション」が大幅に減っているという報道があることも確信を持てない理由です。

今後どのように推移するでしょうか?

高額・高級マンションが都心で継続販売される見込みですし、一方で郊外の大型マンションもいくつか予定されているので、平均したらどのような数字が出て来るか分かりません。

9月のデータが今日か明日プレスリリースされるはずなので、とりあえず、その数値に注目しようと思います。

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