価格が再び上昇へ向かうのか?

臨時の投稿です。

10月15日のブログで、「価格が高止まり」が本当なら買い手には朗報だが・・・と述べるとともに、平均価格が5~8月の4か月は前年同月比で連続ダウンだったというデータから直ちに「横這い」傾向になったと見るのは早計と疑問を呈しました。昨日(2016年10月17日)の発表では、首都圏全体の9月の平均坪単価は、前年同月比3.4%アップの@259万円となりました。

5月:@272万円、6月:@272万円、7月:@266万円、8月:@263万円だったので、9月の数字@259万円を並べると、緩やかながら確かな低下傾向と見えます。しかし、9月は前年同月比で3.4%高くなっているのです。

これだけでは、再び価格が上昇トレンドに転じたとも、低下しつつあるとも断定できません。来月の発表データに注目したいと思います。

昨日の発表で特筆できるのは、10カ月ぶりに発売戸数が前年を上回ったことでした

全域(23区・東京市部・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、前年を大きく超え、首都圏全体の平均は40%増となったのです。

発売戸数が前年より増えたのは、実に10か月ぶりとのことです。買いたくても買いたいものがない状況は少し緩和された格好です

供給数が増えた理由として、消費税の増税による駆け込み需要を当て込んで昨年から工事を開始していた物件が多数未販売で残っていたためと不動産経済研究所はコメントしています。

供給が増えたにも関わらず、初月契約率は好不調の分かれ目を示すとされる70%を超え、72.0%となった模様です。ちなみに、2016年1月以降で70%を超えたのは2月と5月の2回だけ(9月を入れて3回)でした。

好調だったのは東京市部と神奈川だけで、全体的に良かったわけではないようです。

マンション選びの苦労が続くという状況から直ちに脱出できるとは思いませんが、今月のデータから一筋の光明が見えたような気もしてきます。

価格が安定し、新規発売戸数が増えることを祈りたいところです

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