生涯収支を試算。その相談過程に感動!!

筆者は3月頃から、ご相談のチャネルを増やすこととなりました。
何かといえば、HP http://www.syuppanservice.com/ で「パーソナルサービス」メニューの中に1行追加した、ファイナンシャルプランナーとのコラボレーション「住まいスタジアム」という対面相談形式の住宅相談なのですが、3か月の経験で筆者自身が勉強になったことを今日はお話ししたいと思います。

実は、ファイナンシャルプランナーとご相談者のご相談場面に立ち会ってある種の感動を覚えたのです。そのことを多くの読者にお伝えしようと考えた次第です。

●人生の3大支出

人生の3大支出は、?教育費、②老後資金、?住居費と言われます

このうち、①と②は不確定要素が多過ぎますね。

?の教育費は、私立を選ぶか公立を選ぶべきかで大きな差が生まれます。子供の数でも違って来ます。②の老後資金も、長生きするほど予測不能になります。生活資金だけでなく、介護費や入院費なども必要になるかもしれません。

これらの不確実な支出に備えて、多くの日本国民は貯蓄に励みます。

いざというときの貯蓄、老後のための貯蓄というわけです。子供の結婚資金を貯める人もいますね。筆者も、子供が生まれると直ぐに「こども保険」に加入したものです。

この保険は貯蓄型と言われるものでした。筆者は妻も含めて貯蓄下手だったので、保障より貯蓄型の生命保険を選択していましたが、保険のプロに言わせると損な選択なのだと笑われたことがありました。

不確実な将来支出に備えるのが貯蓄なのでしょうが、初めはどのくらいの目標を持てばいいのか決めず、自分の所得から可能な限り実行して行くのが普通です。というより、所得の少ない20代、30代では自ずと限度があるので、徐々に増やすというのが現実的ということになるでしょうか。

3大支出のうち、?の住居費は確定させることが可能です。マイホームを購入した場合、長期に渡って返済する住宅ローンはおおよそ決まって来るからです。細かなことを言えば、変動型ローンを使う場合と固定型ローンでは違うでしょうし、買い替えやリフォームなどをするとしたら計画の修正も必要になりましょう。

しかし、とりあえず確定するのが住居費と言えましょう。ひとつが確定できたら、貯蓄に回せる余裕幅も決まって来ます。

マイホームを持とうが持つまいが、「親の家に同居」でなければ住居費は必要です。言うまでもないことですが、食費、被服費、交際費といった生活費も別途必要です。

こうした支出を長期的に把握し、マイホーム資金(頭金)の積立てと住宅ローン返済金に、どのくらい回せるのか、既に頭金が用意できた状態にあって、マイホーム購入を計画中の人は、どのくらいの住宅ローンを組んでも問題ないか、こうした計画をしっかりと立てることは大事なことだと思います。

筆者は、若いうちに脱サラしたので、「足りなかったら稼げばいい」と収入を増やす策を考えるばかりで、あまり計画的な支出をして来なかった方でした。世の中には、出世して職位を上げ、その結果として所得を増やしているサラリーマンが少なくありません。また、出世街道から外れたところで副収入を得ている人、または定年後に備えて資産形成に熱心な人もあるようです。

いずれの道を歩んでいる人も、長期の家計収支、つまりファイナンシャルプランを設計することが大事なのではないかと思います。今回、ファイナンシャルプランナーと親しくなったせいで、その思いを強くしています。

●ファイナンシャルプランナー・ファイナンシャルプランって何?

辞書で調べてみると、ファイナンシャルプランナーとは、金融資産の運用のみならず、税制や不動産、社会保障制度の動向も併せて、ファイナンシャル・プラン(資金計画)作成を支援する専門家。個人を対象とし,資産運用・形成についての総合的なプランを設計,提案するファイナンシャル・プランニングの専門家とあります。

出世すること、副収入を得ること、資産形成のための投資行動をすることなど、どれも悪くありませんが、その前にファイナンシャルプランを立てることが先決なのではないか、そんな考えに強く引かれています。

この考えに与(くみ)しない人も、試しにプランを立ててみたらいいのではないかと思うのです。

ファイナンシャルプランナーの存在は十数年前から知っていたのですが、その利用価値というか存在意義を筆者は多分に誤解していました。マンション販売会社の回し者で、住宅ローンの返済に無理はないかの診断をするだけの人という程度の認識しかなかったのです。

ファイナンシャルプランナーとの対面相談で得られる成果は、家計の見直しに役立つこと、長期的な資産形成に役立つことです。断片的には、加入している保険の見直しだけで年間に数万円の節約になったりしますし、住宅ローンを固定型にするか変動型にするか、健全な家計のためのローン利用額はどこまでかなどを長期的視野で検討し、ご相談者の人生設計に役立つものです。

最近、最も金利の低い変動型ローンの利用を前提に、マンション業者から返済限度ギリギリの住宅ローンを組んだうえで購入を押されているという方からの相談を受けました。

それも1件、2件ではないのです。その種のメールがいくつか重なったので、「新築にせよ、中古にせよ価格が急騰したことで無理なセールスが増えているのかもしれない。銀行の審査が通りさえすればいいと、無理な資金計画を提示されているのかもしれない」そんな感想を抱きました。

ファイナンシャルプランナーの対面相談では、将来の不確実な収支計画を、プランA、プランBと、想定を変えて何通りも作成してくれます。保険の見直しなどの助言も受けられるようです。

長期の収支計画を踏まえてのマイホーム取得計画を無理なく作るという意味で、ファイナンシャルプランナーのご利用経験のない方は、真剣に考えてみられるとよいと思います。

最後に、この場をお借りしてお勧めのプランナー事務所をご紹介しておきます。三井健太の紹介でと言っていただければ料金は割引になるはずです。サイトを覗いてみてください。住まいスタジアムはFPと住宅相談、または住宅相談(いずれも対面形式)ですが、FPだけのご相談ならこちらが良いでしょう。 https://fpplants.jp/

・・・・今日はここまでです。ご購読ありがとうございました。ご質問・ご相談は「無料相談」のできる三井健太のマンション相談室(http://www.syuppanservice.com)までお気軽にどうぞ。

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