(番外)マンションの衝動買いは危険か?
- 2017.11.09
- マンション購入アドバイス
「高額な買物を衝動的にやってしまうなんて?と思われるかもしれませんが、実はそんな人も結構います。対して、じっくり慎重に検討して買う人が多いのも事実です。
性格にもよるのでしょうが、高額な買い物を衝動買いすることに抵抗をあまり感じない人というのがあります。マンションを購入する場合でも同様で、一目惚れして初めての見学で即決してしまうタイプが現実に結構いるようです。
リクルート社の調べによれば、契約を決めるまでのモデルルームの見学件数は平均すると7件だそうです。中には30件という猛者(もさ?)もいるらしいので、ちょっと驚きではあります。
熟慮型と衝動型の、どちらがいいかは一概には言えない部分があると思いますが、それぞれのメリットとデメリットを整理してみました。
●衝動的に買うと(衝動型)
(メリット)
①「思い立ったが吉日」の格言どおりの行為は、あまり悩まずにすむので苦労が小さい
②タイミングのよい買物をする結果になりやすい
③早く買えば、それだけ早く幸せ気分に浸れる
(デメリット)
①営業マンの口車に乗せられて……と後悔することも
②物件の欠点に気づかず後悔することも
③「知らなかった、聞いてなかった」と、腹を立てる結果になることもある
●じっくり考えて買うと(熟慮型)
(メリット)
①残り物に福ということもある
②よく考えた結果だから……と、失敗しても後悔しないかも
(デメリット)
①あれこれ迷って、結局はよい物を手に入れられない
(どのマンションにも良い点と悪い点があるものだが、見過ぎると知らずしらず、それらの良い点ばかりを望んでしまい、理想が高くなってしまいがち。つまり、百点満点のマンションはどこにもないことは分かっていながら、いつの間にか『夢』の物件を求め、いつまでも決断できないという結果になってしまう)
②「下手の考え休むに似たり」の格言どおりの無駄な行為になることもある
③タイミングの悪い買い物をしてしまうことも
(価格や金利が上がってしまい、去年の内に買っておけばよかったなどと後悔する)
④半年前のあの物件が良かったと言っても後の祭り
⑤快適住宅に中々住めないで不満が高じる
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決めるときは案外単純なものです。「L字型のキッチンが夢だったから」とか、「バルコニーで食事したハワイのホテルのシーンを思い出して」、「リビングが明るくて気持ち良い暮らしができるような気がしたから」といった「一目惚れ」が決め手になるのも現実です。
その一方、条件をすべて満たしていても、好きになれない箇所が一つでもあると、「〇〇が気に入らなかった」で止めてしまうこともあるのです。
何やら結婚と同じではないかという気になりませんか?
熟慮した結果で一目惚れでなかった物件選ぶと、後悔するのではないかという気がします。「考えに考えた結果で選んだのがそれかよ」などと言われないようにしたいものですね。
・・・・・今日はここまでです。ご高覧有難うございました。