第594回 マンション選びの手順は「街」→「マンション全体」→「住戸」

 ★マンション購入で後悔したくない方へ★このブログは、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、マンション業界OBが業界の裏側を知り尽くした目線でハウツ―をご紹介するものです★★特に資産価値を気にする方は是非ご高覧ください☆・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています

 

通勤先の関係で、東京都心を選べない人、埼玉県や千葉県、あるいは神奈川県の内陸部の街の方が都合良い人など、選択すべき土地は人それぞれです。

 

極端な比喩を使えば、札幌市などには広くて安い立派なマンションがたくさんありますが、東京に勤めていたら、札幌のマンションに価値はありません。関西でも、大阪や神戸、京都などの都心に勤務しているのではなく、西の兵庫県姫路市や東の奈良市に職場を持つ人にとっては、大阪駅の前に建つ高額マンションはきっと検討対象外でしょう。京都市tに勤務する人は、京都都心のおそろしく高い物件より、京都府の外周の家が都合よいはずです。

 

基本的に、家は生活の基盤であって投資目的で購入するわけでありませんから、資産性を考える前に、通勤のしやすさとか、学校・医療・公園などの子育て環境が先に考えることになります。しかし、どんな土地でマンションを買うにしても、資産価値の高いものを買いたいと考える人は少なくありません。

 

マンションにしろ、一戸建てにしろ、売らなければ損も得もないのですが「資産効果」を期待しない人はあまりいません。

 

●持ち家の資産効果

 

株価が上がると、高額消費財が売れるという分析コメントを新聞やテレビでお聞きになると思います。

 

株を売って儲けたから、そのあぶく銭8?)で贅沢な買い物をする人が増えて、百貨店や自動車販売店の売り上げが伸びるということなのでしょうか?そういう消費行動もあるのは確かですが、売らなくても贅沢消費に走る人も多いのだと聞きます。

 

今は売らないが、売ればこれだけのお金が入って来る。ちょっとしたお金持ちになった気分だ。たまには自分のために何か買おう。かねて欲しかった時計を買おう、ソファやテレビを買い替えよう、などという心理になるのでしょうか?

 

いずれにせよ、こういう消費を資産効果と表現しているのでしょう。

 

株と違い、マンションの場合は資産価値が上がったとしても消費を増やすことはないと思います。なぜなら、不動産は換金が簡単ではないのですし、まして生活の基盤を手放すわけには行かないからです。

 

しかし、長い目で見たとき、自宅不動産は資産効果につながるものでもあります

あるシニアは言いました。子供のために貯金をはたいて家を買ってあげようと思う。老後の資金は減るが、いざとなったら自宅を売ってコンパクトな中古マンションにでも買い替えれば、現金は少しくらい手許に残るだろうから。

 

また、別のシニアは老人ホームでお世話になるかもしれないし、その時の費用と生活費や交際費など、困らないだけの現金を妻に残してあげたい。だから含み益のできる価値ある不動産を持ちたいのだと。

 

今、将にマンションを買おうかという若いカップルには遠い話かもしれませんが、長期的には老後のライフスタイルを左右しかねないのがマイホームです

 

筆者の著書に「住みながら儲けるマンション選びの秘密」というのがあります。この本の狙いは、「買い替えをしながら、最後は全額キャッシュで永住の住宅を持つことは可能だ。無借金の家は、多少の値下がりがあったとしても換金すれば多額の現金を手にすることができる。だから無借金の家を早く持ちましょう。その方法はこうだ」というものでした。

 

どこでどのようなマンションを買えば、多少でも資産を残せるのか、このテーマを意識している人は多いのです。少なくとも、筆者に「マンション評価レポート」を依頼して来る方、「将来価格の予測レポート」をご依頼くださる方は、そういう意識の明確な方たちなのです。

 

●資産価値の高いマンションを選ぶときの考え方

 

資産価値の高いマンションを選ぶときの考えかた、選び方の順番をお話ししましょう。

 

第一に、街を選ぶことから始めます。

冒頭述べたように、誰でも制約があって、希望エリアはまちまちですし、その街が資産性の観点では必ずしも有利とは限りません。また、そんなことは鼻から考えていない人もいます。

 

「たとえば長くここで暮らしてきたから」というだけの街選びをしてしまう人です。

 

できたら、リセットして場所を考え直すことをお勧めします。様々な事情はあるでしょうが、可能な限り価値ある街を選びましょう。無論、住んだことにない街も候補に入れるべきです。そして、実際に足を運び検討するのです。新築マンションの紹介サイト(HP)を見ると、当然ですが、魅力的に感じるものですが、見ると聞くでは大違いの街であったりします。

 

いいなと思ったら候補に入れればいいでしょうし、知人が住んでいる街なら感想を聞いてもいいでしょう。雑誌SUUMOによく掲載される「子育てにいい街」とか「将来性がある街」といった記事に目を通すなどして研究を重ねるといいですね。

 

街が決まったら、次はマンションです。

 

複数の街(駅)には、どんなマンションがあるのか、新築も中古もリストアップします。最近は魅力的な街ほど新築の供給が途絶えていますから、中古をマークするほかありません。

 

最後は、売り物がなければ話になりませんが、「住戸」を選びます。

 

このような三段構えで進みます。マンションを買うのは、たまたま通りがかったモデルルームを見て気に入ったとか、チラシがポストに入っていたからといった偶然が縁となって購買を決してしまうということもあるでしょうし、それを否定するわけではないのですが、「資産性」を考えるなら、偶然の出会いが良いとは言えないのです。

 

衝動的に、深く考えず買ってしまったという御仁もいますが、長期的な人生設計をする人とは言えないのではないかと思います。筆者も、若いときは刹那的な生き方をしていのですが、マンション業界に身を置いたことが幸いしています。

 

どんな生き方がいいかなどを語る気はありませんが、マンションの資産価値は老後の生活を左右するのです。やはり、可能な限り資産価値に目を向けつつ選択したらいいと思います。

 

・・・・・今日はここまでです。ご購読ありがとうございました。ご質問・ご相談は「無料相談」のできる三井健太のマンション相談室(http://www.syuppanservice.com)までお気軽にどうぞ。

 

 

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