東京都江東区は、新築マンションに電気自動車(EV)用の充電器設置を求める項目を区の指導要綱に新設した。 EVは、地球温暖化対策の一つである。先進各国では、日夜EVの開発競争が盛んである。日本では、三菱自動車が先行しているが、今年12月には日産が「リーフ」というEVを発売する。現在、予約状況は非常に良好と伝わっている。 トヨタも、アメリカのEV開発のベンチャー企業に出資しており、早晩、ハイブリッド車だけでなく、EVにも進出することは間違いないだろう。 今後、ハイブリッド車や電気自動車が主流に […]
マイホームは、過去から見れば今の方が高いが、未来から見れば今は安い。だから今がチャンスである」という誰かの言葉がある。 これは、過去に買いそびれた人は、「もっと早く購入しておけばよかった」と思うだろう、既にマイホームを手にした人は「もう少し早く買っておけば、今頃はローンも残り少なく余裕ある暮らしができたのに」と思うだろうということを表している。 バブル経済の真っただ中で買った人を除けば、早く買って失敗したという話は殆ど聞かない。むしろ、購入のタイミングが遅かったという後悔の声の方が多い。 […]
「マンションは利便性」という常識に逆らうような郊外マンション。こうした物件を選ぶ人はどんな基準で選ぶのだろうか? 1.都心からは遠いが、現住所からは近い。つまり、現状と利便性は変わらないからである。郊外でマンション開発をする事業者は、周辺の、いわゆる地元需要を狙っていることになる。 2.勤務先が都心にあるわけでないから、そもそも不便ではない。自分にとっては便利なのだ。こうした顧客も地元需要の部類に入るのである。現住所は別のところにあったとしても、その郊外マンションに住むことは勤務先に近くなる条件 […]
マンションの設備・仕様を、より差別化して(差別化策はそれだけではないが)競争に勝ち抜く戦略は、いつの時代も同じだが、業者の主眼とするところは変化しているように思う。 かつては、豪華さを競うことが多かったのが、最近は設備の使い勝手や機能性を優先するものが増えているような気がするのである。 豪華さという点では、そこまでしなくてもというほど、高額でオリジナルティの高いものを採用していた時代があった。例えば、天然石を張った室内廊下や洗面室、飾り天井のリビングルーム、陶製の化粧台、板張りの壁、デザインの良 […]
「新築マンションはもう建設の必要がないのでは?」と、このような疑問の声がある。これは、中古マンションを買いたいと考えている人の話である。 最近、中古マンションも値上がりし始めたという統計(首都圏)が出ている。2年ぶりに上昇に転じたようだ。景気回復の兆しの一つでもあるが、注目すべきは今後の見通しで、「新築マンションの供給水準が低レベルなので、中古マンションは値上がりしやすいという専門家の見方があることだ。 筆者も同意見で、新築が品薄のときは中古に流れる買い手が増えて、中古の相場は底上げされるも […]
7月28日の日経新聞に載った記事である。「オリックス不動産や大京が設置。電力、各戸で利用」とある。これまでと違うのは、エレベーターなどの共用設備に利用する程度だったのが、各家庭の電気を賄うレベルの内容になった点である。おそらくは追随する業者も今後は増えるはずで、ついにマンションにも導入の動きが活発になりそうに思う。発電した電気は電池に蓄えられる形式のようだから、非常用電気としても使えるようになるのだろうか。書いてはいないが、多分そういう使い方も可能のはず。ユーザーからみたら大変結構なニュースでは […]