カテゴリー:マンション購入アドバイス

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中古マンションを検討するとき

新築マンションの場合、普通、現地の近くに販売センターを設け、その中にモデルルームを設えて買い手を待つというスタイルを採る。  これに対し、中古マンションは情報源の仲介店舗に行って現地を案内してもらうことになる。その場合に気を付けることがあるので、その点について書く。  とても魅力的な物件(大抵は価格が超格安)を広告に載せて客を呼び、「いざ現地を」と客が言うと、「たった今売れてしまいました」と答える。すかさず、他にも良いのがありますからそちらをご案内します。こう言って別の物件を買わせる。このような […]

新築マンションが足りない

 大幅に減っていた新築マンションの供給に幾分回復傾向が見られるようになった。2010年10月15日の新聞によれば、首都圏における上期(4月~9月)の発売戸数は前年同期比+24.5%の21,702戸となり、5年ぶりに前年実績を上回った。近畿圏も、31.3%増の11,306戸となった(不動産経済研究所調べ)。この分だと、年間で首都圏は4万戸を超えることになりそうだ。近畿圏も23,000戸近く行くかもしれない。  しかし、この数字は大変低いものである。首都圏では、2006年で74,463戸、価格の高騰 […]

灰色のマンション

 マンションの駐車場は、東京都心などを除くと、大体において戸数分を確保されることが多い。だが、そのためには、設計上かなり無理をする。超高級マンションなら、地下を掘って造っても問題はないが、一般的なマンションではそうはいかない。分譲価格がはねあがるためだ。  300戸を超えるような大型マンションなら、自走式の2階建て屋外駐車場を建設してもコストアップの比重も小さくてすむが、100戸以下の中小型マンションが厄介である。  屋外に、また、ピロティと呼ばれる建物の1階の壁のない所に、2段駐車機を設置した […]

値上がりするマンション

中古になっても買値を上回る価格で売却されたマンションが現実に多数存在する。東京に多く、残念ながら地方都市にはあまり見られない。東京圏でも、郊外になると値上がりしているものは少ない。もっとも、都心のマンションでも、軒並み値上がりしているわけではない。いずれにせよ、将来売却するときがあるなら、少しでも高く売りたいと考えるのが、人情というものだろう。 そのためには、購入時に最低条件として気を付けたいことがある。 ①地域一番の立地条件かどうか  地方都市に行くと、鉄道の駅に近いことが必ずしも良い立地とい […]

売れ行きの悪いマンションは避けるべきか?

周りは静かな一戸建ての住宅街で、緑も多く、環境がとてもいいので、気に入ったのですが、最寄駅までバスを使うことになりそうなのがネック。そのせいか、販売状況はあまり良くないようです。こうしたマンションはやはり避けた方がいいのでしょうか――という相談があったので、次のようにお答えした。  聞けば、検討者はいわゆる子育て世代で、環境重視派である。今の住まいも、環境の良い立地条件にあるという。できれば、近辺に欲しいのだが、そう都合よく販売物件はない。中古も検討したが、設備の更新やメンテナンスのことなどを考 […]

モデルルームに騙されるな!

新築マンションの販売現場には、殆んど例外なく豪華なモデルルームが備えられている。だが、しばしば演出の見事さに買い手は錯覚をしてしまうようだ。入居後、正確に言えば、建物が完成した時に行われる入居者検査(内覧会)で、購入した実際の部屋を初めて見たら、大抵の人が一瞬「あれっ?」と思うのである。 化粧した姿しか見てない女性が、突然スッピンで現れて見間違う、あの一瞬である。図面で見た部屋の実際はこんなものかと、いくばくかの落胆がそこに生まれる。しかし、図面通りに完成しているから、どこに文句を持っていくこと […]

マンションの1階は?

マンションの1階ってどうなの?というご相談にお答えして。  デメリットの第1は、冬寒いという点である。ただ、上階の部屋よりは冷えるということであって、大抵は断熱材が入っているので(要確認で)、あまり心配することはない。断熱材の種類と厚みを確認しておきたい。  第2のデメリットは、道路に面していると、防犯(狙われやすい)、プライバシーの心配もある。防犯対策、プライバシー対策がどうなっているかをよく確認しておきたい。 ①窓を防犯ガラスにする、防犯センサーをつけるなどの防犯処置がとられたものを選ぶ必要 […]

売却時の業者選び

マンションを売るに当たり、少しでも高く売ってくれそうな業者として、「手数料を半分にします」というチラシをポスティングして来た業者はどうかという質問。 ご質問にあるような業者が頑張って高く売ってくれるかというと、一概にはそうと言えません。仲介業者は、所有者と直接媒介契約を結んだ会社が経営的に有利なので、常に売却希望者を探しているのです。  ご存知と思いますが、手数料は、売り手から3%+6万円、買い手からも3%+6万円を取ってよいことになっていますが、間に入る業者2社ならそれぞれ3%+6万円の収入と […]

マンション管理にもっと関心を持とう!!

 このほど閣議決定された政府の経済対策の中に、老朽化したマンションの建て替えを促進するため、「容積率の緩和」が盛り込まれた。建築時に容積200%だったマンションが、仮に300%に容積が増えれば、増加した100%分に相当する床面積を販売して得られる収益が建築費の一部になるため、建て替えがしやすくなるというわけである。だが、それで全体の建築費を賄うことができるわけではない。新築時に比べ、地価が大きく上昇していれば、それも可能であるが、そのような例は稀有である。 建て替え時期が迫っているマンションでは […]

新築と中古では、営業マンに差がある

 新築マンションの営業マンと中古マンションの営業マンとの間には大きな差がある。優劣の問題ではないが、質的な差が明確に見られるのである。  モデルルームに詰めて仕事をする新築マンションの営業マンに対し、中古マンションの営業マンは、流通店舗に詰めて仕事をする。新築マンション担当の場合は、取り扱う商品が一つしかない。完売するまでの一定期間は、同じ物件を担当する。これに対して中古マンション担当は、多数の物件を扱う。不動産流通機構に登録された大量の売り物件の中から、買い手の希望条件を満たす物件を探して紹介 […]

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